肺がんは、転移や再発が起りやすいがんになります。再発率が高いからこそ、肺がんの転移や再発のフォローアップ検査する事が大切です
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肺がん初期症状肺がん初期症状

肺がん転移(再発)

再発とは、手術や放射線治療によって病巣が取り除かれたにもかかわらず、
時間をおいて肺がんの病巣が再び現れること

再発には、がんがあった場所に再発する【局所再発】と、離れた臓器に出てくる【遠隔再発】があります。がんの転移とは、遠隔再発の事をいいます。転移にはリンパ管を通してリンパ節などに転移する【リンパ行性転移】と、血管を通して転移する【血行性転移】があります。
肺がんが再発した場合に、治癒させることはなかなか難しいのですが、最近では、再発肺がんに対する治療の進歩により、延命を得られる場合が多くなり、少数ですが治癒する症例も出てきています。

肺がんの再発率

1991年~2005年の肺癌完全切除例の内、肺がん術後再発率は「34.4%」との事です。
肺がんは、がんの中でも再発しやすいという特徴があり、難治がんと呼ばれています。そのため、治療後5年間は、再発という事態も考えておかなければなりません。そのため、手術後や放射線治療後の再発を少しでも減らすことが、肺がん治療の大きな課題のひとつになっています。

再発と二次がんの違い

二次がんとは、肺がんが完全に治っている患者さんに、まったく別の肺がんができることをいいます。再発と二次がんが区別しにくいケースもありますが、再発と二次がんではその後の対応が違ってきますので、再発と二次がんと、再発を混同しない事が大切です。これがフォローアップの期間中にがんが見つかった際の原則になります。

肺がん再発と期間

肺がんの再発が起るほとんどが術後5年以内です。特に2年以内に見つかる事が多いのが特徴です。
再発の自覚症状に、特有の症状はありません。再発というと、咳が出たり、血痰が出たりという呼吸器と関連の深い症状を思い浮かべるかもしれませんが、肺と無関係の臓器に病巣ができることもあります。そのため、肺から遠い臓器での症状が、実は肺がんの再発であることも少なくありません。

5年生存率

がんの治療開始、5年後に生存している人の割合を5年生存率といいます。ただ、5年生存率100%だからといって、その人たち全員に再発がみられないというわけではありません。治療後、5年間生存している人の中には、がんが治って再発も転移もみられずに通常どおり過ごしている人もいれば、途中で再発して治療を受けている人、あるいは最初からがんが除去しきれずに闘病を続けている人など、さまざまなケースがあるからです。再発がみられず元気で過ごす期間は、【無病生存期間】といいます。5年生存率よりさらに低くなります。一方で、5年以内に亡くなった人のなかには、事故やほかの病気で亡くなる人も含まれており、5年生存率は、あいまいな数字だとも言えます。ただ、一般的には5年間、再発や転移もみられなかった人の場合は、その後、再発する割合が減るのは事実であり、そのための1つの目安ということになります。

フォローアップ検査

手術後、患者さんはフォローアップの診察で、まずは気になる症状や体調などを質問される問診を受けます。それから、鎖骨上窩のリンパ節が腫れていないかどうかの触診、胸部Ⅹ線写真撮影、腫瘍マーカー測定のための採血を行います。これらが3カ月ごとのフォローアップで基本の検査になりますが、手術時の肺がんの進行度と組織型によっては、ほかの検査が加わることもあります。
遠隔転移病巣については、何か症状が出てきたときに調べることが原則です。これは、3ヶ月に一回、CT,MRIなど検査で全身をチェックするのは、内容的にも、金銭的にも厳しいためです。

検査項目

内容

血液検査

炎症の有無、諸臓器の機能を調べる基本検査

胸部X線検査

胸部の新たな陰影の出現や増大を調べる

胸部CT検査

肺門や縦隔のリンパ節の評価に有効な検査

喀痰細胞診

中心型肺がんの治療後、痰の中に出現する再発がんを発見

気管支鏡検査

中心型肺がんは多発する傾向があるので、必要に応じて太い気管支の観察をする

転移検索

症状に応じて、転移がないかどうか様々な検査をします

フォローアップ検査項目

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